学術集会

第7回関東HLA研究会学術集会(2024年度)の開催案内

ご挨拶
 この度、第7回関東HLA研究会学術集会(第7回学術集会)の担当幹事を拝命しました東海大学の椎名です。2024年度におきましてもこれまで同様に以下の日程と場所で学術集会を開催いたしますので、奮ってのご参加を宜しくお願いいたします。さて本研究会では、HLA分野に携わる次の時代を担う若手が十分に育っていない現状を打破するために、この分野の将来を担う若い研究者や医療関係者の育成を設立趣旨の一つとしています。そこで第7回学術集会では若手の方々にも興味を持っていただけるようなプログラムを準備させていただきました。教育講演では、第31回日本組織適合性学会でご講演いただき、大きなインパクトを与えた子宮移植について、慶応義塾大学の木須伊織先生からご講演いただきます。シンポジウムでは、NGS-HLAタイピングの新たな展開をテーマとしてNGS法の新たな原理や有用性評価について解説いたします。ワークショップでは、昨年度のアンケートで大好評でした参加型ケーススタディを引き続き開催いたします。さらに特別講演では、臍帯血移植の成績向上や適応拡大に向けた研究について、本研究会の代表幹事であられます高橋聡先生からご講演いただきます。
 多くの方々にご参加いただき、MHCに関する研究、検査および医療業務のさらなる活性化につながる実りある学術集会にすべく鋭意準備を進めております。本学術集会で皆様とお会い出来ることを心より楽しみにしています。

開催概要
担当幹事:椎名 隆(東海大学医学部医学科 基礎医学系 分子生命科学領域)
会  期:2024年5月18日(土曜日)12:38~17:40
会  場:東京大学医科学研究所1号館・講堂(東京都港区白金台4丁目6-1)
開催方法:ハイブリッド開催 参 加 費: 正会員 2,000円、 学生会員 1,000円、 幹事 3,000円  
      ※当日の参加費納入で1年間の研究会活動への参加が可能です。      
      ※参加者は、現地参加、ウェブ参加のどちらかを事前登録時にご希望ください。  
       (会場には充分なお席を用意しておりますが、満席の場合はウェブ参加に変更していただく場合がございます)
      ※意見交換会は行いません。    
      ※賛助会員としてご協賛いただける企業におかれまして関東HLA研究会事務局までご連絡ください。
       椎名 隆 E-mail; tshiina@tokai.ac.jp

参加申込み方法
 昨年度の学術集会同様に以下の手順でのお申し込みになります。詳細は以下のPDFをご覧ください。

     「第7回関東HLA研究会学術集会」の開催案内のPDF(ここをクリックしてください)


プログラム(2024年5月5日確定版
【開会の辞】12:38~12:40
 学術集会担当幹事 椎名 隆(東海大学医学部基礎医学系分子生命科学領域) 

【教育講演】12:40~13:20
 座長:石田 英樹(東京女子医科大学移植管理科)
    子宮移植は新しい医療技術となり得るか?
    木須 伊織(慶応義塾大学医学部産婦人科学教室)

【一般演題】13:20~14:20
 座長:高橋 大輔(日本赤十字社 血液事業本部 中央血液研究所)
 1. HLA適合血小板献血者におけるSSO法とNGS法の判定結果の比較検討
  内田 みゆき1、清水 まり恵1、鎌田 裕美1、阿部 和眞1、中野 学2、鈴木 友菜3、小原 琢巳4、小林 洋紀5、竹内 奈由美6、
  高 陽淑7、谷川 桃子8、首藤 笑里9、髙橋 大輔1、宮田 茂樹1、谷 慶彦1、佐竹 正博1
  1 日本赤十字社 血液事業本部 中央血液研究所
  2 日本赤十字社 北海道ブロック血液センター
  3 日本赤十字社 東北ブロック血液センター
  4 日本赤十字社 関東甲信越ブロック血液センター 埼玉製造所
  5 日本赤十字社 関東甲信越ブロック血液センター
  6 日本赤十字社 東海北陸ブロック血液センター
  7 日本赤十字社 近畿ブロック血液センター
  8 日本赤十字社 中四国ブロック血液センター
  9 日本赤十字社 九州ブロック血液センター
 2. PC-HLA供給検査の依頼状況とHLA抗体の関連性
  續𣘺 雅子、田原 綾乃、増田 英敏、石本 裕子、安藤 萌、山口 陽平、吉田 芳生、新国 駿、礪波 薫、小林 洋紀、津野 寛和、室井 一男
  日本赤十字社 関東甲信越ブロック血液センター
 3. 抗HLA抗体に関する血清凍結融解の影響について
  細羽 恵美子1、石塚 敏1、笹野 まゆ1、小林 悠梨1、安尾 美年子1、石田 英樹2
  1 東京女子医科大学 中央検査部 移植関連検査室
  2 東京女子医科大学 移植管理科
 4. フローサイトクロスマッチと抗HLA抗体検査の比較分析
  大菅 貴寛1、祖父江 晃基1、石橋 瑞樹1、齋藤 光平1、佐瀬 千佳1、奥田 誠1、村松 真樹2、酒井 謙2、髙橋 浩之1
  1 東邦大学医療センター大森病院 輸血部
  2 東邦大学医学部 腎臓学講座
 5. HLAエピトープ不一致が臍帯血移植の治療成績に与える影響の解析
  岩田 紫乃1、吉川 枝里1、重成 敦子2、白岩 佐和子1、豊﨑 誠子1、町田 真一郎1、椎名 隆2、鬼塚 真仁1
  1 東海大学医学部 内科学系血液腫瘍内科
  2 東海大学医学部 基礎医学系分子生命科学領域
 6. 同種移植におけるドナー選定と免疫学的背景についての考察 -症例からみた適合性指標の有用性-
  竹下 昌孝1, 2、小玉 信之1, 2、比島 智子1, 2、鈴木 大志1、阿部 尚美1、平井 理泉1、谷村 聡1、工藤 大輔1、三輪 哲義1, 2
  1 東京北医療センター 血液内科
  2 国際骨髄腫先端治療研究センター

【HLAワークショップ(IHIW19)の案内】14:20~14:30
 IHIW19の進捗状況 
 徳永 勝士(国立国際医療研究センター研究所、ゲノム医科学プロジェクト)
 椎名 隆(東海大学医学部 基礎医学系 分子生命科学領域)

 ~ 休憩 ~ 14:30~14:40

【シンポジウム】「NGS-HLAタイピングの新たな展開」14:40~15:30
 座長:東 史啓(日本赤十字社血液事業本部技術部造血幹細胞事業管理課)
    1 ハイブリッドキャプチャー法によるHLAタイピングとその応用
      細道 一善(東京薬科大学生命科学部 ゲノム情報医科学研究室)
    2 NGS-HLAタイピング法の有用性評価プロジェクト ~その背景と研究計画~ 
      椎名 隆(東海大学医学部 基礎医学系 分子生命科学領域)

【ワークショップ】「ケーススタディ」15:30~16:40
 座長:杉本 達哉(東海大学医学部付属病院臨床検査技術科輸血室)
   1. 造血移植・輸血分野から
     前島 理恵子(帝京大学医学部附属病院 輸血・細胞治療センター)
   2. 臓器移植分野から 
     祖父江 晃基(東邦大学医療センター大森病院輸血部)

 ~ 休憩 ~ 16:40~16:50

【特別講演】16:50~17:30
 座長:鬼塚 真仁(東海大学医学部内科学系血液腫瘍内科)
    造血細胞移植 ~臍帯血移植の成績向上、および適応拡大に向けた研究~
    高橋 聡(東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門)

【閉会の辞】17:30~17:40
 事務局からの連絡           椎名 隆(東海大学医学部)
 第8回学術集会担当幹事からの挨拶   高橋 大輔(日本赤十字社血液事業本部)
 代表幹事からの挨拶          高橋 聡(東京大学医科学研究所)